持たざるリスクに焦りも

本日の相場

アメリカの景気後退懸念が一歩後退し、シクリカルな日本には大きな買い戻しが入りました。しかしながら、引けにかけて、３連休を恐れてか、売り込まれ、荒い値動きはまだまだ健在な形相を崩しませんでした。

押し目買いや、戻し売りに大きくもまれながらも、マーケットは上に行きたい、上に行きたいとささやいているように聞こえます。ポジションの無い中、マーケットがどんどん上がってしまうと、持たざるリスクに焦りを感じずにはいられません。ドカンと落ちてくることを考えると全開に戻すわけにはいきませんが、手堅い優待銘柄を中心に、恐る恐る、つまんでいきたいと思います。

マーケットは非常なものです。今回のパルスで今年の利益のほぼすべてを吹き飛ばされてしまいました。そして今もマーケットは大混乱。いつ再び雷が落ちるかわかりません。もたざるリスクに背を押されながら、暗闇の中、手探りで前に進まなければなりません。暴落に深く注意を払いながら。

いつの日か、今日の事を過去形で語る日が来るでしょう。平和が続き、凶悪な出来事を忘れてしまいがちですが、そんな時こそ、突然、暴落が襲い掛かってくるという事を忘れてはなりません。