研究レポート 010 物言う株主

物言う株主

物言う株主

物言う株主とは、株主になって、経営に口を出してくる人たちです。最近はアクティビストなどとかっこよく言うようになっていますが、何も変わっていません、物言う株主です。株主全体のためという大義の元、物を言い株価をつり上げて売り抜けるのが目的です。村上ファンドなんて言うとわかりやすいでしょうか。そういった人たちが5%以上保有したときに義務付けられている大量保有報告書に名前が出てきた時「物を言う」ことを期待して、思惑買いが入ったりするわけです。それに便乗しない手はありません。

結果はまずまずとなりました。

期待値2.75%

欲を言うと、もっと大きい数字を期待していましたが、まぁこんなものでしょうか。誰がアクティビストかにより期待値が変わりますし、裁量により売買のタイミングを計れば、実運用はもう少し上がるかもしれませんが、ポテンシャルはそれほどでもないという事がわかりました。買いに関しては。

今回、嬉しいのは売り。空売り戦略は貴重ですから、ここで一つ増えたのは今後の運用にきわめて重要だと思っています。もう令和のブラックマンデーはさんざんです。同じことがまた起きても運用に耐えうる戦略ポートフォリオが必要です。買建:売建=2:1くらいが理想だと思っています。売りで期待値2.46%は貴重です。物言う株主(売)戦略は売り建てを積み上げるのに大きく貢献してくれる事でしょう。

ちなみに売りのシステムは「大量報告書に記載されている数値が前回よりも小さい」で回しています。アクティビストが売り抜け姿勢に入ったら株価は下げやすい事を示しています。

日経平均が上げようと下げようと、常に勝てていたら素敵ですよね😊

めざせ!ノーストレス投資🪭

 

付録

シミュレートしたアクティビストリスト

1,エフィッシモ
2,コーンウォール
3,エリオット
4,ストラテジックキャピタル
5,青柳和洋
6,バリューアクト
7,バークシャ
8,オアシス
9,ニッポン・アクティブ・バリュー・ファンド
10,カナメ・キャピタル
11,アセット・バリュー・インベスターズ
12,ベイリー・ギフォード
13,シティインデックスイレブンス
14,3Dインベストメント・パートナーズ
15,ダルトン・インベストメンツ
16,シルチェスター・インターナショナル・インベスターズ
17,サード・ポイント
18,キングストリート
19,ブラックロック

注)バークシャ(バフェットさん)は物を言わない株主ですけどね、その便乗性の高さからリスティングさせていただきました。ポストバフェットは何かって考えるだけでワクワクしてきますね。きっとエフィッシモ(村上ファンド)よりも効果が高いと思いますよ🌞

P.S. 当方の研究に興味のある方、お問い合わせよりご連絡ください。歓迎いたします。

 

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