8月初頭、前代未聞の混乱を受けて、全銘柄損切、莫大な損失を出すといううれき目に合いました。金融緩和であふれた現金が行き場を失って引き上げていく様は、金融に携わる者にとって、地獄さながらに映ったのではないでしょうか。買いに重視したポジションはいかに脆弱か露呈したように思えました。そこで、空売り戦略の新規作成を中心に、少し既存の戦略も見直しました。
その研究結果は以下のようになりました。
【買い】自社株 592回 勝率 61% 期待値 2.0%
今のところ自社株は休止していますが、期待値も良い事から、復帰しても良いかと考えています。
【買い】増配 850回 勝率 54% 期待値 1.1%
【買い】優待導入 68回 勝率 47% 期待値 -1.5%
売りの戦略に改良する方が良いかもしれません。次の研究材料に。
【買い】業績予想の修正2 207回 勝率 63% 期待値 2.1% 【新戦略】
業績予想の修正は以前使っていましたが、今は使っていません。2は続編として新たに登場しました。業績予想の修正で大きく陽線をひいたものは、まだ上げやすい。というアイディアです。シミュレーションは十分な数字ですが、これが実際に役に立つかはやってみないとわかりません。
【売り】売出し 88回 勝率 50% 期待値 1.0%
【買い】四季報先回り 792回 勝率 51% 期待値 1.2%
【買い】自社株陽線 99回 勝率 61% 期待値 1.2%
【売り】高PER高PBR 203回 勝率 59% 期待値 2.2%
【買い】株主提案 153回 勝率 62% 期待値 4.6%
【買い】買収防衛策 129回 勝率 48% 期待値 0.8%
【買い】四季報先回り(改) 237回 勝率 64% 期待値 5.9%
【売り】優待権利落ち 502回 勝率 68% 期待値 2.1%
【売り】決算前 347回 勝率 70% 期待値 3.6% 【新戦略】【空売りに生まれ変わった】
今回の研究で一番期待を寄せているのはこの戦略です。決算発表を前に、期待を織り込みすぎてしまったものは、下げやすいという理論です。決算発表する直前に買い戻します。
期待値 3.6%の空売り戦略が使い物になったらすごい破壊力です。でも、売禁とか、そもそも、設定を間違えていたとか、そんな落ちだと恥ずかしいなぁ。うまく機能すると、暴落に強い戦略ポートフォリオができると思います。
【売り】右肩下がり 108回 勝率 51% 期待値 1.0%
【売り】特別調査委員会設置 15回 勝率 66% 期待値 0.4%
【売り】信用売り残 32回 勝率 62% 期待値 1.4% 【新戦略】
信用残を利用した戦略です。信用売り残がたまれば買い方優勢かと思っていたのですが、結果は逆で売り方優勢のようです。テスト回数も32回と、まだまだデータの足りない状況ですが、テスト運用しながら、先行きを占っていこうと思います。
今回は空売り戦略に力を注ぎました。これで少しは落ち着いた運用ができるでしょうか。相場全体が下がっても、慌てることはなくなると思います。ただ相場全体が上がっても、利益は半減してしまうかもしれません。半減してしまっても、相場の上げ下げに関係なく、常に利益が出続ける戦略ポートフォリオを理想とし、研究を続けてゆきたいと思います。
現在は、ほぼ一人で研究しておりますが、研究をコラボレーションしてみたいという方、いらっしゃいましたら、是非、お声掛けください😊
コメント